ファンタジーも実験だ

小説も、実験のようなものだと思う。全部そうだとは言わないが、この人はこう動くだろう、こっちはこうだろう、というなるたけリアルな造形をした駒を使って、全く知らないこと、まだわからないこと、ファンタジックなボードの上で動かしてみるとどうなるかという実験のような。言葉を使うことで、読む人の頭のなかにもその面白い思考実験が展開される。

ガリレオのした摩擦のない世界の思考実験や、デカルトの頭のなかにあった座標の概念とか、そういう世界と随分似ている気がする。